胃痛
機能性ディスペプシアの症状には「早期満腹感」「胃痛」「胃もたれ」というのがありますが、ここでは胃痛について書いていきたいと思います。
胃がたびたび痛む
胃がよく痛くなる症状も、機能性ディスペプシアの代表的な症状の一つです。どうして痛むのでしょうか? それは「内蔵知覚過敏」が原因です。どういう事から申しますと、健康な人は胃酸が分泌されても痛みなど感じません。しかし機能性ディスペプシアの人は、少しの胃酸でも胃が敏感に感じてしまい痛みとして知覚されてしまうのです。
原因は自律神経
なぜ内蔵知覚過敏が起きてしまうのでしょうか? その原因も、やはり自律神経なのです。自律神経が乱れると、胃の知覚が過敏になります。すると普通の人では感じない胃酸の刺激に対しても過敏に感じてしまうのです。
胃そのものには異常が無い
胃痛の場合も、機能性ディスペプシアの人は内視鏡検査で胃を調べても「異常なし」と言われます。もし何か器質的な異常が原因で胃痛が起きてるならば、それは機能性ディスペプシアと診断されないで、別の病名が付きます。例えば胃潰瘍や胃ガン、慢性胃炎などです。
生活の質(QOL)が落ちる
胃が痛いと気分が晴れません。そうすると何事も楽しめなくなってしまいます。いつも胃の痛みの事を気にしてると、仕事や勉強や家事にも集中できなくなってしまいます。もちろん旅行に行っても、心から楽しめないし、食事も美味しくありません。だから1日でも早く機能性ディスペプシアを改善させましょう。